優良金型製作業者に出会うために

調達先の選定に当たって、発注側の担当者さまは大変なご苦労をされていると聞きます。特に新規調達先の開拓は、選定を誤ると極めてリスクの大きいものになりかねません。なぜなら「金型・プレス加工」の仕事のお付き合いは当然長期にわたりますし、調達先とのマッチングは製品開発の成否を左右する重要事項だからです。相手先の基本情報、経営状況などは信用情報会社から取得することはできますが、得意分野・製作範囲、技術・品質、納期に対する姿勢などはなかなか見極めにくいのが現実です。

ベストマッチングのためのチェックシート

このチェックシートは、発注側である皆さまにとって最適な「金型・プレス加工」業者を選んでいただき、発注側と受注側が良いマッチングになるために作られたものです。
ご利用にあたっては、口コミ、ホームページ、電話、訪問などでチェック項目を確認の上、「金型・プレス加工」業者を比較検討してみて下さい。

チェックリスト

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

発注(検討依頼)をしようとしている製品分野が、発注業者の得意分野と合っているか?
・得意分野(自動車、電機、通信機など)
・加工精度(分野によって違う)
・材質・板厚(材料の特性を良く知っているか。厚いもの、薄いものどちらが得意か)
・設備(主にプレストン数、それによって加工できる製品の大きさが決まってくる)
⇒ 以上の点を総合して、自社の製品に合った業者を選ぶ。(自動車部品を得意とするところに、コネクター部品は作れない。高張力鋼を加工するところに板バネは作れない。厚大物を作るところに、小物精密品は作れない。など)

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

金型・プレス加工一貫生産か
⇒ 一貫生産の方が、さまざまな変更点に対する対応が早く、品質も安定する。
さらに、試作から可能な業者であれば、製品開発のスピードアップが図れる。

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

発注ロット数が発注業者とあっているか
⇒ 月/数百万~数千万のコネクターを生産できる発注業者に、数万~数十万のロットを発注しても、良いマッチングとは言えない。

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

得意先件数が多い発注業者か
⇒ 取引先件数が少ない、あるいは数社のクライアントによる売上げが大部分を占めている会社は、メイン顧客の発注量の変動によって影響を受けやすく、対応が悪くなる場合がある。

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

納期についての考え方
⇒ 製作スピードのある会社か、納期に対してしっかり対応してくれるか、は大変重要なポイントである。

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

顧客に積極的な提案をしているか
⇒「何でも出来ます」という業者にろくな業者はない。
多量産を見越して、プロの立場から様々なアドバイス(素材情報、加工ノウハウなど)をしてくれる会社かどうかが大切。そして、お客様の製品開発を手伝うという意識のもと、共に成長していこうとする姿勢を持っているかどうかも重要である。

プレスや加工などの金型製作・設計を行います。

ISO9001を品質向上、経営改善に役立てている会社かどうか
⇒「ものづくり」は、常に問題意識を持つことが大切。そして、技術の蓄積・継承・向上によって、進化していく。ISO9001を取得しているだけでなく、それを活用して成長している会社かどうかも大切な要素である。

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